ご要望
館内でWi-Fiが利用出来るようにしたい。
フロアを移動してもつながるようにしたい。
iPadを1人1台導入するため、全ての従業員が利用できるようにしたい。
セキュリティーを確保するため、基幹とは別にネットワークを組みたい
施工例
事前調査で設置する同機種のアクセスポイントを持ち込んで電波状況を確認しました。
アクセスポイントの設置場所の確認と台数がいくつ必要になるのかを調べました。
建物は鉄筋コンクリート造りではあったものの、各部屋が木造の壁であったり、複雑な仕切りがなかったため、アクセスポイントをフロア中央部に設置しどこからでもアクセスができるように対応しました。
このビルは6Fのフロアがあり、フロアあたり2台のアクセスポイントでカバーします。この業務用アクセスポイントは1台で最大50台まで同時接続を可能にするもので、1フロアあたり最大で100台の端末が同時に接続できます。
今回全館で使用できる端末台数を240台を上限として設定させていただいております。
アクセスポイントの設置場所には電源を取れる場所が無いため、PoE給電ハブを用いてLANケーブルから電源を給電する方法を採用しました。
また、フロアーが広いためLANケーブルの長さを1本あたり100m未満にするよう工夫いたしました。
更に同時接続数が多く見込まれるため、LANケーブルをカテゴリー6を使用し、ルーターとAP間の(1Gbps)大容量化を実現しました。
これと同時にフレッツ光のご契約も見直しギガタイプに変更。通信規格上最大10GBで接続できるように構築いたしました。
LANケーブルを通す際には、各フロアーを貫通させなければなりません。見取図を確認後に穴開けを行う場所をセンサーで確認し、コンクリート内部に電源系統や配水管が通っていないか再度確認。位置を決め穴を空けます。 防火区画対応処理を行いLANケーブルを通します。
作業後、Wi-Fiの強度を計測し、ネットワーク接続に問題が無いか確認して作業を終了いたしました。
今回は、基幹業務用のネットワークと分離し、外部アクセスが可能なネットワークを新たに新設してWi-Fi環境を構築した例です。