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世界中で深刻な被害が発生し、昨年1月にも制圧されたコンピューターウイルス、「エモテット」の活動が再び猛威をふるっているとして、情報セキュリティーの専門機関が注意を呼びかけています。
エモテットはここ数年、世界中で猛威を振るったコンピューターウイルスで、ことし1月、国際機関の摘発などによって制圧が宣言されましたが、情報処理推進機構によると、昨年11月頃から活動再開が確認されたということです。
エモテットは、メールの添付ファイルを開くなどして感染すると、その端末の情報を盗んで、実際にやり取りしたメールをよそおい、取引先や知人にメールを送りつけ、次々と感染を広げていきます。
福島県内でも同様のウイルスによって企業からの不審なメールが相次いで送られてきている事を確認しており、注意が必要です。
IPAには、「取引先からのように見えるメールを受信し、ファイルを開いてしまった」など、エモテットに関する相談が複数寄せられているということです。
IPAは取引先や知人からのメールであっても、不審なファイルやURLはすぐにクリックせ(開か)ずに、差出人本人に直接確認することを徹底するなど、注意を呼びかけています。